みんな、サユを怒らせないように迅速に

始めよう!!

まずは、ビーチフラッグからだ。

あたしのチーム白には馨君、ナル君、金髪ライオン、

よっちゃんとももっち他にもわんさか居る不良

メンバーズも一緒だ。

赤には、ユウヤ、伊織君、ちぃー君、京様、もっくん

マーボ他の不良メンバーズ。

神はあたしに運を味方してくれた。

馨君とナル君が居るだけであたしは何とかなる

ことを予想した。

しかも、よっちゃんとももっちも一緒だ。

頼りのもっくんが敵チームなのは惜しいが、

何とかなりそうだ。

何故かまたくじ引きで何走目に走るか決めさせ

られて順番を待った。

それにしても、距離が長くないか?

普通、あんなに長いものではないはず。

短距離勝負だと思ってたけどあれ結構ある。

準備運動にラジオ体操をみんなでやるという

のは誰が考えたんだと言いたい。

確かに今日は寝坊したからラジオ体操出来なかった。

それだから、有り難いけどさ。

他から見たら異様な光景だと思う。

強面たち不良がみんなで元気よくラジオ体操。

このビーチですることじゃない。

「じゃあ、1走目準備して。」

そして、審判はサユである。

笛を持ってるサユは様になっている。

1走目はももっちが出る。

数人の男たちがうつ伏せになる光景は

恐ろしいと言ってもいいぐらいだった。

目には赤い旗が映っているでだろう。

「ももっち、走んなきゃ駄目だからね!!

お主、途中で走るのやめないでよ。」

心配だ。

ももっちのことだから途中でスピード

緩ませそうだ。

「そんなことするわけねぇよな?」

金髪ライオンそれは脅しである。