全くウチのさーちゃんはあたしがハゲになったら

どうしてくれるんだ。

「ハゲればいいのよ。」

ツンツンモード全開ですか!?

「いっただきまーす。」

マミーのお弁当だ!

サユの倍はあるお弁当を食べ始める。

脳を使うとお腹空いちゃうんだよね。

「あんたよく食べるね。」

サユ、何か落ち込んでる?

「サユ元気ないよ?」

全く、今の女子高生はちゃんと食べないと。

「英語は完璧死んだわ。」

あー、悪魔らしい引っ掛け多かったよね。

似たような単語で惑わせようとする手口は

もう邪道と言っていいぐらいに。

「サユは頑張ってたんだから大丈夫だよ。

自信を持ちたまえ!」

サユの夏休みはあたしが保証するよ。

「うん・・・・・」

サユが頬を赤く染める。

「えっ、あたしに惚れちゃった?」

そんなあたしにサユのツッコミは厳しかった。

箸ケースで叩くってどうよ。

「痛いじゃありませんか。」

もう禿る気がしてきたよ。

「明日で終わるね。」

そうテストは何と明日で終わるのです。

3日間長いようで短かったですなー。

何だかんだでもう7月に入ったんだっけ?

お茶会断っちゃったけど、大和さん大丈夫

だったかな?

本当は他にも催しものがあるとか聞かされた

けど、どれも断ることにしてくれた。

「そうだね。」

そういえば、昨日も大和さんから電話来てたな。

たまに掛かってくる電話で母さんの近況が分かる。

母さん、忙しそうだな。

大和さんも疲れてるだろうに、毎度電話してくれて

助かるよ。