あたしにはジョセフィーヌっていう家族が居るのよ。
2日もご飯を与えなかったらどうなるか分かってん
でしょうね?
そういうところとか忘れてないかしら?
行きたいとは思うよ。
海というよりは不良メンバーズに会いたい。
久しぶりにあのスキンヘッドやカラフル集団と
お喋りがしたいものだと思っていた。
『日和ちゃん?』
どうしたらいいんだろうか。
きっと、ダディやマミーに頼めば2日ぐらい
預かってもらえるだろう。
でも、急なことだしすごく申し訳ない。
「少し考えさせて貰えないだろうか?」
リミットが明日なだけ高速で考えなきゃならない
それでも、即答は出来ない。
きちんと考えてからこ誠意を持つことが出来る。
『うん、いいよ。急な話でビックリさせちゃった
だろうから、ゆっくり考えてくれればいいよ。
日和ちゃんが連絡してくれるまで待ってるから。』
本当に申し訳ないわ。
馨君にそんな手間を取らせてしまった。
早く考えないといけない。
馨君も寝る時間があるんだもの。
電話を切ってから1時間悩みに悩んだ。
それから、サユに事の真相を連絡すると
何それって言われて今に至る。
「サユ、2泊って何を持って行くべき?」
「ジョセは家で預かるよ。」
やっぱり、誘ってくれたものを断るのは
失礼よね。
「マミーとダディにお中元を贈らないと。」
毎度ながら迷惑を掛けてしまっている。
誰にも迷惑掛けないをモットーに生きてるけど、
マミーとダディには甘えてばかりだ。
いつか、きっと恩を返しに行こう。
結局、サユと2人で荷造りをした。
そして、思い出した。
電話するの忘れてたってことをだ。