でも、グラスいっぱいに注ぐ楽しみがあって

頼んでしまう。

何故か贅沢をしている気になってしまうからだ。

実際、元を取るぐらい飲んでるか分からない。

それでも得した気分になっちゃうからドリンクバー

恐ろるべきだ。

「お腹が空いたわ。」

随分と遊んだものだからもう1時を過ぎてて、

お腹がペコペコに減っている。

早くご飯にありつきたい。

ジュースでお腹いっぱいにはならない。

席に戻るとようやく決められたのか

店員さんに頼んでいた。

そうこうしている内にさすがのファミレス

あたしとサユの分が到着した。

ほぼあたしが頼んだもので机が埋め尽くされた。

ピザを口にしながら2人にもおすそ分けをした。

お腹空いてるだろうから食べますかと言った。

「日和ちゃん、相変わらずよく食べるよな。」

田中、これでも結構抑え目だ。

テーブルに乗り切らないと困るから

少し計算してみたのだ。

「普通だよ?」

サユと顔を見合わせて言う。

パスタをフォークに絡ませて食べる

サユは普通の量だがあたしはその倍以上

は品を頼んである。

お肉を切りわけてフォークにぶっさす。

「日和、一切れ頂戴。」

サユにお肉をあげた。

たんと食べるといい。

「サユ、これも意外と美味しい。」

新メニューも頼んでみたのだ。

夏のオムライスは美味い。

卵のとろけ方が別格だ。

「日和ちゃんって美味しそうに食べるね。」

マコ君は何かもうあたしの保護者みたいだ。

サユといい、マコ君といい。

あたしは2人の子どもではない!!