それから、藍ちゃんとの毎週のデートのことを

話したりしているとサユに時間平気なのって

聞かれて焦った。

「サユも連れてきていいって言われてて、

サユも一緒に行こう!」

支度をしながらジョセフィーヌに紐を付ける。

サユは本当に言っていいのって聞いてきた。

「もちろんですとも。」

そう言うと、サユはジョセフィーヌのリードを

持ってくれて一緒に待ち合わせの公園まで

くだらない話をしていた。

そして、ついにサユと藍ちゃんの夢の共演。

そんなことを夢見ていたが実際はかなりあっさり

していた。2人ともクール系にて気が合いそうだった。

「写真とか取りたいね。」

ジョセフィーヌは美人な2人にメロメロで足に

へばりついて離れない。

何と言う浮気者なダーリンを持ってしまったのかしら。

写メでパシャパシャ撮りまくった。

カメラマン気取りでパシャパシャ2人を撮って

たらサユに落ち着けって言われた。

「人の迷惑を考えなさい。」

サユに説教されてしょんぼりしていると、

藍ちゃんがクスクス笑った。

「・・・しっかりした親友ね。」

藍ちゃんはサユと気が合うね。

「もう人目を気にせずこういうことする子で、

困らせてなかったいいけど。」

サユはそんなあたしにジョセフィーヌを

何とかしろと指でさす。

「そうねっ、妄想にはどう接してるのかしら?」

藍ちゃんとサユは本当に気が合った。

あたしそっちのけで喋ってしまう始末で

ちょっとばかし寂しさに拗ねてツンケン

してたらジョセフィーヌに慰められた。

単にジョセフィーヌも2人の世界に

入れなくなっただけだろうと2人で

いじけていたら藍ちゃんがこっちよと

カフェに案内をしてくれた。