ガチャッ 「里菜ー、ただいま。」 「お姉ちゃん!!寂しかったよー。」 「ごめん、今日はお姉ちゃん、家で寝るから。」 すると、途端に里菜はパァッと笑顔になる。 「本当に?」 「うん。じゃあ今日は、お姉ちゃんがご飯作るね!」 「やった!」 里菜が子供のように走り回っているのを、あたしは笑顔で眺めた。 その日、あたしは久々に里菜と一緒にご飯を食べて、明日の学校のために早く寝ることにした。