ガンッ!!
「おい!上原真希は?」
基地に着くと、早速アイツを探し始める俺。
しばらく待ったら、奥の部屋から上原真希が出てきた。
「何か用?」
上原が、素っ気なく聞いてくる。
「俺、お前に惚れた!」
「は?」
今この場にいる全員が、驚いていた。
「俺の女になれ!」
「やから、何?どういうこと?あたしが、あんたと付き合う?」
「そう!」
「無理に決まってるやん。何考えてんの?」
「やっぱな…。じゃあ今、ここで宣言したるわ。お前は、俺に惚れることになる!」
「は?本間何?さっきから。」
「やから、お前を俺に惚れさせるって言ってんねん!じゃ、それ言いに来ただけやから。」
俺はクルッと後ろを向くと、また歩き出す。
仲間が慌てて俺の後ろについて来る。
覚えとけよ。
ぜってえ俺に惚れさせてやる。