上原グループの奴らが、どんどん倒れていく。
相手の副番長らしき奴が「戻れ」って声をかけてるけど、誰一人として、戻る奴はいいひんかった。
「おい、力也。」
「はい。」
「そろそろやめてやれ。」
「いいんですか?」
「ああ。」
すると、力也が大きな声で叫んだ。
「おい!やめろ!!」
その声に、全員の動きが止まった。
「そのへんにしてやれ。」
俺は、まるで見下すように、言い放つ。
その言葉に、また上原真希が驚いていた。
「どういうつもり?」
上原真希が俺に質問してくる。
「これ以上やったって、そっちが倒れていくばっかりやろ?やから、全滅する前に、やめてやっただけ。」
俺は冷たく言い放った。