「ただいま!」
そうこうしているうちに、真希が帰ってきた。
真希は帰ってきてすぐに、部屋に入っていった。
俺は、真希の部屋にゆっくり、歩いていく。
正直、怖かった。
拒まれることは、分かってたから。
やから…迷った。
ガチャッ
俺は迷いを消すように、勢いよくドアを開けた。
「真希。」
真希はベッドに座っていた。
「ん?どうしたん?」
俺を、俺の大好きな目で見てくる。
俺はゆっくり真希に歩み寄る。
「…やっぱり…俺じゃあかん?」
「えっ?」
真希はびっくりした顔をした。
「やっぱり、あいつじゃないとあかんの?」
さらに質問をする俺。
そのとたん、真希は黙り込んでしまった。