「せ、センパイ?何でそれが私のせい?」


いや待てよ


なんでそんなばかげた…じゃない
親衛隊なるものを解散させられて私のせいにされなくちゃいけないのだ
実月センパイが止めろってゆーのも当然じゃないの?


「郁夜君、親衛隊を認めてはいなかったけど、反対してもいなかったのよ」


少しずつセンパイが話し始める


「郁夜くんね、私と幼馴染なの幼稚園からずっと」


へぇそうなんだー…


郁夜センパイの幼稚園時代か、
きっとかわいいんだろうなー


あ、私こんなときでもセンパイのこと考えてる


そういえば時間大丈夫かな


実月センパイ、待たせちゃってるかも


「…でね、好きな人、いるんだって。郁夜君。だから親衛隊やめろって」


「え…」


実月センパイに好きな人…


女のセンパイをみてみると大粒の涙をぼたぼたと流していた


「何年、片思いやってたと思ってるのよ…ッ」


そう言ってセンパイは階段を上へと上がっていった