『ナオ・・・待つよ!!

寂しいけどね?

辛いけどね?

ナオと別れたくなんか無いもん。

頑張るから!!

だから・・・ナオも頑張ってね』



『ほんまか?!』


電話の向こうで

喜ぶナオの声が広がる。



『ありがとうな・・・

麻美、大好きやで!!』



ナオは凄く嬉しそうだった。

だからあたしも、凄く嬉しかった。


『俺、もう絶対麻美と離れないからな』


絶対絶対

あたし達が離れることなんか無いって信じてた。



だけど本当は・・・


待てるか?じゃなくて

待ってて欲しいって言って欲しかった。



なんて

ただのわがままかな?