『よ!!』


目の前に現れた男。


背が高くて

帽子をかぶり

すたすたとこちらに向かってくる。



ナオだ!!




逢えた喜びと

かっこいい!!のときめきと

自分を見られる不安と


なんかもう、いろんな気持ちが混ざってる。




『何かお茶でも買って行こうか』



そう言って、二人でお茶を選ぶ。

こんな時でも、心臓がうるさい。




あたし、やっぱり恋してる。