・・・宮崎のやつ遅いなぁー
もう4時過ぎてるのに
「先生、俺ちょっとっ宮崎探してきます!」
そう言って俺は教室を出た
「宮崎!!!!!????!!!!!???」
宮崎は階段の下で意識を失っていた
俺は宮崎を保健室まで運んだ
宮崎、意識失っても可愛いな・・・
1時間ぐらいたったら宮崎が目をさました
「・・・あれ?和樹君?」
宮崎は自分の置かれた状況を分かってないみたいだ
「おはよう」
「和樹君!!!何でここにいるの???!!」
俺は何もわかってない宮崎に説明した
「そうだったんだ・・・
迷惑かけてゴメンネ!!」
「全然いいよ!
もう暗いし家まで送るよ」
「えっ!いいよ!
そこまで迷惑かけたくない・・・」
迷惑なんてこれぽっちも思ってません!
むしろ送りたいです
「いいよ、全然迷惑なんて思ってないし
送らせてよ。女の子一人じゃ危ないからさ」
「・・・分かった」
よっしゃー
これはもう告る絶交のチャンスだよな!!
俺と宮崎はさっきから一言も話していない
この空気暗い・・・重いし暗い
よーし
「宮崎の家って結構遠いんだな」
「えっ!そうかな?」
「うん通ってくるの大変そう」
「そんな事ないよ」
「そっか・・・」
「・・・・。」
会話終了
暗いって
この空気メッチャ暗いって・・・
もうこうなりゃヤケクソだ!!
「あっ!私の家ここだから・・・
また明日ね」
「まてよ!宮崎!!
俺・・・・・・・
お前の事が好きだ」
今和樹君になんて言われた???
「オレオマエのコトがスキダ」
確かに和樹君はそう言った
これは夢????
「あっ!
返事はいつでもいいから・・・」
どうしよう・・・
嬉しすぎて涙出てきた
これは夢?
ううん、夢じゃない
「おい!!宮崎どうしたんだよ!」
「わ、私も和樹君が好き!!」
「マジで?」
「マジでだよ・・・」
「じゃあ俺と付き合って下さい」
「はい!!」
叶う確率0%の恋が今
叶いました!!!!!!
「よかったじゃん!!おめでとう♪」
「まさか葵が小池の事好きだったとはね・・・」
「意外だよね。でもよかったじゃん!
おめでとう♪♪」
今美咲と桃果と由梨に報告中です!
軽蔑されると思ったけど皆おめでとうって言ってくれた♪
「そう言えばさ明後日転校生が来るらしいね」
転校生?
「あっ!知ってる!確か緑ヶ丘高校から来るらしいね!」
緑ヶ丘!!!???
あの美人がいっぱいいる高校から!?
「しかも超美人らしいよ!
葵気をつけないとね」
はい・・・
和樹君をとられないように気を付けます
この時私はこのぐらいにしか思ってなかった
この転校生が私にあんな事をしてくるなんて思ってもなかった
俺は叶わないと思ってた恋が叶いました!!
あぁ~もう
マジで嬉しい
「和樹さっきからニヤニヤして気持ち悪いよ」
「和樹は宮崎と付き合う事になったから幸せなんだよ」
「あいつと!?だからニヤニヤしてんのか!
気持ち悪いやつだ・・・」
さっきから皆さんひどくない?
でも俺は幸せだからこんな事ぐらい別にいいし!
「あっ!俺今日一緒に帰れない!宮崎と帰るから!
じゃーな!!」
「おう!じゃあな」
俺は宮崎の所へ向かった
「宮崎、帰るぞ!」
「あっ!うん!!
ちょっと待って」
急いで帰る支度してる
可愛いなー
宮崎は
てか俺ら付き合ってるのに苗字で呼んでるとか変だよな
「おまたせ和樹君♪」
「よしっ!じゃあ帰ろう」
「うん♪」
犬みたいに俺の後をついてくる
可愛いなぁ~
・・じゃなくて!!
「葵!!」
「へっ?」
「あっ!俺ら一応付き合ってる訳だし葵って呼んでもいい?」
「・・・いいよ///)
じゃあ私も和樹って呼ぶ」
宮・・・じゃなくて葵は顔を真っ赤にしてそう言った