「大丈夫?宮崎」

「ハァハァ…大丈夫!!!どうしたの?」

「あっ!今日の放課後集まりがあるらしいんだ。
その事伝えにきた」

集まりかぁ~
面倒臭いな・・・

「宮崎?どうした?」

あっ!ヤバい!!
ぼーっとしてたみたい・・

「ううん!!なんでもない!!」

「宮崎って面白いな。
集まり4時からだから遅れるなよ!!」

「う、うん!」


私絶対顔真っ赤だ・・・///)






「小池に惚れちゃいましたか?」

そう聞こえたと思って後ろを振り向いたら・・・

美咲がいた

「葵、小池の事好きでしょ?
今気づいた!!」

「えっ・・・そのぉ~
えっと・・・」

どうしよう、美咲になんて言えば・・・

「隠さなくても大丈夫だよ!
由梨たちには内緒にしとくし!」

美咲なら平気かな?

私は美咲を信じる事にした


「うん///)
和樹君の事好き・・・」

「だろうね!顔真っ赤だもん!!」

美咲に気付かれるほど顔赤かったんだ・・・
なんか恥かしい///)

「まぁこれからは葵の事応援するし、頑張ってね!」

「う、うん!!!ありがとう美咲!!」

「どういたしましてー☆
てかあんた時間大丈夫?もう4時だよ」

そう言われて時計を見ると3時58分

「ヤバい!!行かなきゃ!!
じゃーね美咲!!また明日!!!」

「バイバーイ」

遅れたら和樹君に嫌われちゃう!!



ドタドタドタドタドタドタドタ

ズテッ!!!



・・・私は階段から落ちてしまった

・・・宮崎のやつ遅いなぁー

もう4時過ぎてるのに

「先生、俺ちょっとっ宮崎探してきます!」

そう言って俺は教室を出た


「宮崎!!!!!????!!!!!???」

宮崎は階段の下で意識を失っていた

俺は宮崎を保健室まで運んだ



宮崎、意識失っても可愛いな・・・

1時間ぐらいたったら宮崎が目をさました

「・・・あれ?和樹君?」

宮崎は自分の置かれた状況を分かってないみたいだ

「おはよう」

「和樹君!!!何でここにいるの???!!」

俺は何もわかってない宮崎に説明した


「そうだったんだ・・・
迷惑かけてゴメンネ!!」

「全然いいよ!
もう暗いし家まで送るよ」

「えっ!いいよ!
そこまで迷惑かけたくない・・・」

迷惑なんてこれぽっちも思ってません!
むしろ送りたいです

「いいよ、全然迷惑なんて思ってないし
送らせてよ。女の子一人じゃ危ないからさ」

「・・・分かった」


よっしゃー

これはもう告る絶交のチャンスだよな!!

俺と宮崎はさっきから一言も話していない

この空気暗い・・・重いし暗い

よーし

「宮崎の家って結構遠いんだな」

「えっ!そうかな?」

「うん通ってくるの大変そう」

「そんな事ないよ」

「そっか・・・」

「・・・・。」

会話終了

暗いって
この空気メッチャ暗いって・・・


もうこうなりゃヤケクソだ!!


「あっ!私の家ここだから・・・
また明日ね」


「まてよ!宮崎!!
俺・・・・・・・



お前の事が好きだ」



今和樹君になんて言われた???






「オレオマエのコトがスキダ」







確かに和樹君はそう言った






これは夢????

「あっ!
返事はいつでもいいから・・・」

どうしよう・・・
嬉しすぎて涙出てきた

これは夢?

ううん、夢じゃない


「おい!!宮崎どうしたんだよ!」

「わ、私も和樹君が好き!!」

「マジで?」

「マジでだよ・・・」

「じゃあ俺と付き合って下さい」

「はい!!」


叶う確率0%の恋が今




叶いました!!!!!!



「よかったじゃん!!おめでとう♪」

「まさか葵が小池の事好きだったとはね・・・」

「意外だよね。でもよかったじゃん!
おめでとう♪♪」


今美咲と桃果と由梨に報告中です!

軽蔑されると思ったけど皆おめでとうって言ってくれた♪

「そう言えばさ明後日転校生が来るらしいね」

転校生?

「あっ!知ってる!確か緑ヶ丘高校から来るらしいね!」

緑ヶ丘!!!???
あの美人がいっぱいいる高校から!?

「しかも超美人らしいよ!
葵気をつけないとね」

はい・・・


和樹君をとられないように気を付けます


この時私はこのぐらいにしか思ってなかった

この転校生が私にあんな事をしてくるなんて思ってもなかった