「お前、いい奴だな。
ちっ。もっと早く気づけばよかったぜ。
俺のことは黎也って呼べ!!敬語も不要!!
で、お前の名前は?」



「秋都や。
黎也、これからよろしくな。
俺、こんなに気が合うた奴初めてやわ」




ここまで言うと2人はがっちり握手した。




美しい、男の友情成立!!



……な、わけあるかぁー!!




私は智とアイコンタクトをとると、2人に近づいて行った。




『黎兄、素敵な友達できてよかったね』



「秋都も。今、凄くいい顔していますよ」



「「サンキュ」」




4人で微笑み合った、次の瞬間―――