···
「うちのお姫様だって……?
はっはっは。冗談はよしてくれたまえ。
亜美は誰にもやんねぇよ」



「昨日、シスコンから脱するいい機会だって、わざわざ言ってやったろ?
感謝してほしいくれぇだ。
それに事実上、亜美はうちの姫だし?」



「おーい。俺は?
俺のことは無視なのかい?」



「てんめぇ……。
人が優しくしてやってんのに、調子乗ってんじゃねーぞ?」



「どこが優しいんだよ、ばーか。
十分、態度でけーよ」



「なぁ、俺は?
優也まで無視すんのか!?」