「やぁやぁやぁ、悠基君?
亜美を頼むとは言ったけれど、こんな真っ昼間まで預けるとは言ってないよ?」
黒い笑みを浮かべる、赤鬼君。
「俺はお前を認めてさえいねぇぞ!!」
ただただ吠える、青鬼君。
「まだ11時30分にもなってねぇだろうが。
今は朝だ、朝。
それに、うちのお姫様が遅いお目覚めだったんでね」
にやっと笑い、冷静に返すナントカ君。
……ん?ちょっと待てよ。
『私より秋都の方が起きるの遅「俺のことは無視かい!!」
こっちのセリフだよ、青鬼!!
人の言葉遮りやがって。
いいもん、いいもん。
私は黙って見ときますよーだ。