「蜜何してたのー?
HR、終わっちゃったよー」


「・・・・・・・・・・」
言葉が出ない。
ひなにも、説明しようがない。



「蜜?顔真っ赤だよお?」


「・・・自販行ってくるっ!」
「えっちょ・・・蜜うー!?」

とりあえず、苺ミルクでも飲んで
気持ちを落ち着かせよう。
そう思って自販機に向かった。


「あ・・・・」
思わず声を出してしまった。

自販機のところには、純先輩と
知らない先輩がいたから。


「あ、蜜ちゃん!」
先輩にばれないうちに、
教室に戻ろうとしたけど、駄目だった。

「何、純の知り合い?2年生じゃん。」
「うん、さっきお友達になった子」

友達って・・・・・


「あの、友達になった覚えはないです」

冷静に、冷静に喋れ。田中蜜。