私はほんとうに、幸せ者だ。


「じゃぁ、また明日ね?」


「ん、バイバイ怜衣。」



私は携帯を切り、自室から下のリビングに降りた。


「パパ。」


「柚月、どうした?」


「パパとママの出会いはいつ?」