今日も解決されないまま、家に帰ると思ってたし、 そのつもりだった。 あの声を聞くまでは……… 「柚月……ちゃん?」 思わず心臓が速まった。 ゆっくりと振り返ると、 「……紗衣ちゃん………」 紗衣ちゃんがいた。