「なっ…///!快斗の馬鹿っ!えっち!」

はいはいと、慣れた返事をしながら、快斗は部屋を出た。


知ってるもん………
何とも思わないくらい………
だって………
快斗は私のこと、幼なじみとしてしか見てないもん。
言われなくたって………


私は急いで制服を着て、メイクをする準備をした。
準備をしたら、いつものように快斗を呼び戻した。


「快斗ぉ~!早く来てー!」


快斗は私が呼ぶとすぐ来て、私がメイクしてる間、私の髪をクシで整えてくれる。


「お前、髪切らねーの?」


「うん、今んとこね。」


「貞子みてーだな!」


「なっ…!」


確かに、私の髪は背中の真ん中より長いぐらいだけど、貞子はないんじゃない?


「前髪パッツンと地毛が茶色だけが救いだな。」


「もうっ!うっさい!」