「え?ゆず?」


「あれ?快斗のお知り合い?」


「あ……あぁ、幼なじみの栗原柚月。」


「柚月ちゃん?」


彼女は私を見上げた。


「ぁ……柚月です。よろしくね………」


「うん!よろしく!」


笑顔の彼女に私は素直に笑うことはできなかった。



私は“幼なじみ“………
あなたは快斗の何………?



「ゆず、こっちは華山紗衣(カヤマ サエ)。」


「柚月ちゃん!私のことは紗衣でいいからね?」


「ぁ……うん。」


「じゃ、紗衣行こう。ゆず、また明日な。」


「バイバイ、柚月ちゃん!」