「あっ……そう言えば。」


昼飯を食べ終わり、四人で空を見ていた時に、あの事を思い出した。



「なぁに?快斗。」


隣にいたゆずが聞いてきた。


「明日なんだけどさ、また俺ん家でパーティーがあるんだ。お前らも来ねぇ?」


「行く行くっっ!絶対に行くっ!」


ゆずが一番喜んだ。


父さんは神崎グループの社長で、しょっちゅう家でパーティーを開く。


母さんもパーティー好きで、毎年、何回かはある。


「柚月が行くなら私も行く。」


「怜衣が行くらなら俺も!」