「怜衣ぃ~!」


「早く屋上行くよ。しん達待ってるよ!」


「そうだったっ!」


もうお昼の時間。
急いでお弁当を持って屋上に向かう。
これが私たち四人の日課。




ねぇ、怜衣………


これから起こること、怜衣は予想できてた?


怜衣でも無理だよね。


私はまったく予想もしてなかったよ。


心のうんとそこで、快斗とずっと一緒にいることを願ってたし、叶うと思ってた。



あの時、怜衣がいなかったら


私はいないよ………


怜衣にはホントに感謝してる。


未来がすべて見えちゃえばいいのにって、このときほど思ったことはないよ………


私と怜衣は二人で一つだから、

怜衣だけは私の気持ち、わかってくれたよね?