「はぁ……」


「ちょと、柚月……あんた今日で何回目のため息だと思ってるの?」


「7回目……」


「それ以上よっ!たく……」


「だって………」


だって、快斗は完全に私を幼なじみ扱いしてる!

彼女でもないから、そうなるのが当たり前だけど………

焦ってる自分がいる………



「柚月…大丈夫よ。今はあんたが快斗の一番近い存在なんだから。」


「怜衣ありがと……怜衣だぁいすきっ!」


「はいはい。」


怜衣は私の気持ちを一番に理解してくれる人。

身長も体重もおんなじ、髪の長さは私が長くて、性格はしっかり者で頼れる存在。それで、彼氏のしんちゃんが大好きな怜衣。


「私とあんたは二人で一つ。あんたが悲しかったら、私も悲しいし、嬉しかったら、私も嬉しいの。あんたと私は姉妹同然なんだから。それだけは忘れないで。」