「へぇ、ところでさっきの幽霊っぽいものの正体は何だったんですか?」

博士が、ボールを広いながら中村に答える。

「昨日、私の研究室に来た時にロボットを見ただろう?」

「見ましたけど」

彼は、何か話がズレているような感覚を受ける。

「彼は、感情を有しているのだが、全く同じようにロボットを作っても感情を有してくれなかった」

「はぁ」