ユタはそう笑い電話を切った。

あたしも通話切りボタンを押した。

それにしても今日は最悪な一日だった。

可愛くなりたいって思わないの?


とか言われていきなりキスされて…


あたしみたいなブスの心境を

あんたみたいなイケメンにわかるか!


そう言ってやりたかった。

でも一つだけ気になることがあった。

ユタが叫んだ時入って来た男と同じ制服を着ていたのに

なぜプリ機の中に入らなかったのか。

ユタに近づきたい。

そう思うなら入るはずなのに。


しかも…






あたしにキスするし…





あたしのファーストを帰せ!!!





そうイケメンに言ってやりたい。




ずっとそう思っていた。