桜丘学園入学式―


校庭には満開の桜。



主人公『紀田 栞』は、一人で中庭をさまよっていた。



栞「あれ…??

職員室……どこかな―」


【どうしよう…迷っちゃった】



困り果てた表情でキョロキョロと辺りを見回すが…










人の気配すら感じない








栞「はぁ……もういいや…

諦めよう」



そういって階段を下ろうとした―

その時











栞「わっ―…!?」



階段を踏み外し、体勢が崩れた



























『ふわっ』




栞「―…!!!!????」



?「……大丈夫?」


落ちそうになった栞を受け止めたのは―


栞「………あ…」



栗色の瞳に、栗色の髪。

大人し目の印象の男の人だった



栞「…ありがとうございます…」


?「…別に」



そういうと、その人はそのままどこかへ行ってしまった
【…さっきの人………
この学園の生徒、だよね?】



栞「…今度会ったら、ちゃんとお礼言わなくちゃ」


独り言をいいながらとりあえず中庭を出ようとしたが…


『ゴッ―!!!!!』


栞「痛ッ!!!」

?「…あ゙ぁ?!ンだテメェ!!

人にぶつかっといて…―」


栞「す…すみません!!!!!
今度から気をつけ…って…
奏汰君?!」


奏汰「…栞?」


栞「…奏汰君もここの学園だったんだ!!」

奏汰「…そうに決まってんだろ。

つか、なんでお前がここにいんだよ?


3年前に引っ越したんじゃねーの?」


栞「…出戻りだよ♪」


奏汰「……お前なぁ…」




その後奏汰に手を振ると、やっと職員玄関にたどり着いた。


栞「…すみません…………」

先生「…あ、一年生の紀田さんね!クラス表は生徒玄関前に貼ってあるからね」

栞「…あ、はい。」




私はそのまま生徒玄関に向かった







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【えっと…私のクラスは―…】

見てみると、栞の名前は2組の所にあった。



―とりあえず2組に行ってみるか

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