「そうか。わかった……ありがとうな」


 まさかこんなとんとん拍子に行くなんて。


 三年生が認めるとも思えないけど、それも時間の問題だろう。


 なんせ下級生のほとんどに目撃されていたんだから。



 さっきまで暗い気持ちだったけど、今はウソのように気持ちがいい。


 変な正義感かもしれないけど。


 でもアイツの力になれるなら……って考えたら……また悲しくなってきた。