そしてそれを岡田センセに報告しよう。


 きっと俺ができるのはここまで。


 俺が直接手を下したら意味がないんだ。


 そんな事したら狼はきっと悲しむ。



「もうセンセ帰っちゃったかな……」


 俺はさっそく行動に移った。


 運よく矢野センセは保健室に居て、三年生の情報を得る事が出来た。