なんて頼んでるのにも関わらず、目の前の奴らはなんともオドオドしている。


 俺は早く帰って頭の中を整理したいのに。


 掃除当番を代わってくれたのには感謝してるけど、さすがに今だけは早くして。


「大滝の事、なんだけど……」


「ごめん! あたし達、陸にずっとだまってた」


 ――なんの事かさっぱり分かんない。