ずっと二人の日々が続くと思ってた。
小学生になった私たちは昼間離された。
家が隣町になる私たちは、もちろん学区が違い、違う小学校に入学したのだ。
徹ちゃんが昼間一緒に居ないことが、不思議だった。
いくら学区が違うと言われても理解出来なかった。
なぜ、徹ちゃんは私と一緒に居ないのか。
学校から帰ってからの生活は、保育園の時と同じに過ごしていた。
今までは夜は、徹ちゃんの隣に布団を敷いて寝ていたが、昼間離された不安から、同じ布団に入って、くっついて寝るようになった。
もうこれ以上離されないよに、徹ちゃんと私はピッタリくっついて寝た。
でも、その願いはかなわなかった。
ある日、お風呂をお手伝いさんにとめられた。
「もう大きくなったから、お風呂は別にはいりましょうね。」
笑顔で話し掛けてくるお手伝いさんが怖かった。
なんで?
今までよかったものが、今日からダメなの?
なんで徹ちゃんと離すの?