お互い保育園を気に入り、子供を入園させた。


ここで困ったことが起きた。


子供同士が仲良くなりすぎ、離れなくなっていた。


毎日お迎えに行くと、泣かれ、無理矢理引き離そうとしたらあばれる。


ほとほと困った両親たちは、二人を一緒にさせることにした。


保育園にお迎えに来るのは、お手伝いさん。


二人揃ってうちに帰る。


二人でお風呂に入り、夕飯を二人で食べる。


時間が会えば、うちの両親が一緒に過ごした。


夜、徹ちゃんのお母さんが迎えにくる。


二人一緒に徹ちゃんちに行き、二人一緒に寝た。


朝ごはんは徹ちゃんちで食べて、うちのお手伝いが迎えにきて保育園へ連れてってくれる。




私に淋しい思いさせたくない両親と、残業を気にすることなく働きたい徹ちゃんのお母さん。


両家にとって、すごく都合がよかったのだった。


徹ちゃんのお父さんは、いつも仕事で居なかったけど、居るときはとてもやさしくて、私は徹ちゃんのお母さんお父さんが大好きで、いつの間にか、「お母さん」「お父さん」と呼んでいた。