「だ、抱きしめられても、ごまかされないんだからねっ」


「ハハハ。わかってる。俺がしたいから、こうしてるだけだ」


「も、もう…///」




口ではああ言いながらも、お前はこうされる事好きだもんな。


ほら、すぐ赤くなって大人しくなる。




「翔ちゃん、私ご飯の用意しなきゃ。翔ちゃんお風呂入るでしょ?」


「ああ。そうだな」




紗耶の体を離しリビングで上着を脱いだ矢先、一枚の見覚えのない紙切れがフローリングへ落ちた。