「なんでもないよ。気にしないでね」 取り合えず笑ってごまかすと翔ちゃんは不思議そうにしながらもそれ以上聞いて来る事はなかった。 高速を降りると海岸沿いを走らせ少しして賑わう海水浴場に着いた。 車を駐車場へ停車させ、快晴の中太陽の光を浴びる。 海なんて凄く久しぶり。 翔ちゃんと来れるなんて、思ってもいなかったから凄く嬉しい。 今私また幸せだって思ってる。