「俺が行く!」 

 斎藤が前に出て言う 

「次は俺が!」

 総司が言う 

「はっきり言う!今の俺じゃあ総司、君には勝てない!だから三人の中で
 一番強い奴が最後に残った方が西條を倒せる可能性がある!歳三との模擬戦を
 見て俺より実力が上と分かった!」 

 真剣な顔をして言う斎藤

 分かったよ斎藤!頑張って」

 総司が真面目な顔で返す

「斎藤さん!奴は強い!気を付けて!」

 歳三がよろよろと総司の方に歩きながら言う

「分かった!ゆっくり休め!」

 すれ違い様に歳三に言う斎藤 

「おい!大丈夫か!?」

 総司が心配して歳三に駆け寄る

「大丈夫だ!痛いけどな、あの人は凄い!力の差を見せ付ける為に
 強く一撃を放ったが俺に怪我させない様、元気に動ける様に
 加減も同時に行ったんだ!今は痛みで動けないけどすぐに動ける様になる」

 歳三が座り込み言う

「斎藤さんって言ったかな?あんたは歳三より俺を楽しませてくれそうだ!」

 西條が笑いながら言う