次の日の昼休み、購買でパンを買いに行こうとしていると、一際目立つ金と銀の頭があった。

…カイキと夢羅。


遠くからでも彼等を見つける事が出来る。




「メロンパン下さい」



「ゴメンなさいねぇ、もう売り切れちゃって」



「あっ、そうですか」


私の声に反応したのか、カイキがこっちに振り向いた。



「お…おお…」


何…?


妙に焦っているように見える。