和弥も何を言いたいのか悟ったらしく、「そうだな」って笑いながら考え始めた。




「じゃあ…学食じゃ目立つから、裏庭は?」




しばらく考えて口を開いたのは和弥。




「裏庭…。まぁあの場所なら……」


「っし!じゃ、裏庭で決定な?俺が買ってくるから先に行ってろよ」


「……わかった」




さすがに授業をサボるわけにもいかないから、お互い教室に行くことになった。




なんか―――




和弥のペースに流されてる気がする。




授業の途中だったけど、あんまり怒られなかった。




普段真面目にしてるから、こういう時に役立つんだよな。