「なぁ凜…」
「何?」
「昼飯一緒に食わねぇ?」
「はぁ!?」
なんでいきなり昼飯の話になるんだよ!
それに…なにが悲しくてこいつと飯食わなきゃなんねぇんだよ……
や、待てよ?
今日、弁当ないじゃん私!!
「おま…百面相だな」
「っ!?」
「昼飯くらいおごってやるよ。あの子…夏帆ちゃんも呼んでいいからさ」
「なんで…夏帆の名前……」
和弥の口から、夏帆の名前が出てきたことに驚きを隠せない私―――
でも和弥は涼しい顔して続けた。
「だって有名だぜ?リンの相棒っつったらカホじゃん。あの子も真面目ちゃん演じてんだろ?」