3学期になって、またいつもの地味姿の学校生活が始まる。
そんなある日の放課後、職員室に呼ばれた私と夏帆。
職員室に呼ばれることなんて今までになかったから、私達はREDQUEENのことがバレたのかと、内心ビクビクだった。
でも、先生の口から出たのは、
「二人とも南武の推薦、合格だ……おめでとう!」
南武高校に合格したという知らせだった。
始めはポカンと思考停止状態だった私達。
「「……ゃっ…たぁぁ!」」
ここが職員室ということとか、自分達が地味っ子だとか忘れて、私達は抱き合って喜んだ。
家族もREDQUEENの仲間達も、私達の合格を喜んでくれた。
亜由美も司って人と何度か会ったりして順調みたいで、この幸せが崩れるなんて想像なんてしてなかったんだ。