和弥とご飯を終えて、私はお父さんが寝ているソファーへと移動する。
「お父さーん、こんなとこで寝たら風邪引くよ?」
「ん……」
軽く叩いてみても、起きる気配はない。
「はぁ…こりゃー起きそうにないな…」
お父さんがソファーを占拠してたら、和弥が座るとこないじゃん。
「和弥ごめんな?お父さんが占領しちまって。……その椅子じゃ、ゆっくりできねぇだろ?」
「ん?…や、飯までご馳走になって…そんな迷惑かけれねぇって」
「ん…………あ。私の部屋行こっか」
「…………は?」
ご飯の後はゆっくりしたいだろうし………
私の部屋だったらくつろげると思ったんだけど―――
なんか和弥の奴、固まってるし。