「はっ、うっぜー奴。なぁ…こんな男じゃなくて俺らと遊ぼうよ」
「そーそー。こんなだっせぇ奴なんて辞めてさ〜?」
はぁ??
男達はケラケラ笑う―――
和弥がダサい…だと?
「あんたらさぁ…鏡見てから言ってんの?」
「凜…?」
なんか――
なんか知んねーけど、腹が立ってたまんねー。
「和弥のことダサいとか言う前に…鏡見て出直して来いや!!」
気付けば私は怒鳴っていた。
もちろん男達からは笑顔が消えて、思い切り私を睨む。
「…んのっ、調子乗ってんじゃねーぞテメェ!!」
一人の男が私に殴りかかった。
ああ、やだね。
男のくせに女に手ぇあげてんじゃねーよ。
パシッ
「「!?」」