気付いたら陽は暮れていた。


「俺、帰るわ」


「あ、うん。ありがとうね」


「あら、大希くん帰るの?」


島田ママに呼び止められた。


「あ、はい。俺彼氏でもなんでもないんで…」


「そう。また遊びに来てね」


と、笑う姿は島田にどことなく似てる。