―次の日の放課後。 「大希、今日も来ねぇの?」 そう言ったのは晴斗じゃなく片山翔という友達。 晴斗のことを唯一“ハル”と呼ぶ男だ。 「あぁ、行かない。ちょっと真面目に勉強すっからさ」 「うわっ、珍しい。ハルも教習行ってて来ねぇしさ」 晴斗はもうすぐ誕生日だから18歳になってすぐ車の免許取れるように半年前から教習所に通ってる。 俺もそろそろ取りに行こうかな。 でもバイクあるしな…と迷う所だ。