「おー安井よろしく」


「坂本もよろしく」


とサバサバ喋る。


「よろしく」


ただ俺はその一言しか言えなかった。


安井に圧倒されたわけじゃない。


島田にドキドキしてる気持ちを平然と保つのに必死だったからだ。