「病院通いだね、新」

「心の所為だけどな」




心に聞きたいことがあった。




「居場所ないんだろ?」




心は動機もせずに平然に言葉を並べた。




「あるよ、自分の部屋」

「ご飯食べろよ…」




また………冷たい目を俺に向ける。




また心は自分を犠牲にする。




そう感じた俺は…




「今日は俺のところ泊れ」




断れることを知りながら…それしかいうことがなかった。




「……仕送りしてもらってるから」

「ないだろ…病院の金ない奴が!」




何を……心は考えてる?




なぜそんなに泊ることを拒むんだよ。




1日くらい世話になっていいじゃないか。