うん。

すごい。

都会に来たって感じですごいよっ!!

「志摩、世喜亜まってー!!」

私は急いでその辺に散らかった荷物を整える。

「こころ、絶対あたしから離れちゃだめだから。」

志摩が私にソッと言葉を漏らす。

「・・・もう。心配性なんだから!」

はい、これ。と持ち物を渡してくれる。

(私、どんだけ散らかしてんだっ!!)



「ん~でも、ありがとっ!!ついていきまっせ!!」

バスの降り際に志摩の背中に向かって叫ぶ。

ニカッ

私は笑って言う。

志摩も安心したように笑い返す。



「おいっ!こころ、志摩っ!!早く集合しろ!!」

先生の声がかかり私達は慌ててそこに向かう。