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地下鉄で移動すること数十分。

映画村に到着。



これには蓮も蛍も椿も吐息を漏らす。

それもそのはずその町並みは江戸時代にトリップしたかのようだ。

すっすごすぎ・・・。



スタスタスタッ



「おいっ!!蓮っ!!」

弘明が蓮が受け付けもせずに中へ歩き出したのを見て発する。


無言で蓮が歩き出す。

何か一点を見つめながら。

「あっ!ちょっと、受付すませないとっ!後、勝手に行動しちゃいけないんだからっ!!」

慌てて私は蓮の後を追う。

ガシッ

止まらないのに痺れを切らして腕を掴む。

「止まれっていってんでしょうがっ!!」

そこで蓮が青い顔をしていることに気づく。

「・・・蓮?」

蓮ははっとして私を見る。

その顔はまるで恐怖を映し出していた。