「想い」を「間違えた」ことや



「知らなかった」ことにはできない



消し去ることのできないものからの




心の病



それは私の場合



心がどうにかなるのではなく



身体が 私のこの身体が



肉体的に病んでしまう



例えば電車に乗ることや


人ごみにいる時



過呼吸になったり



意識を失いそうになったり



心拍数が120打ったりする



苦しくてもどうにもできない病



この病気になってから



職場以外の場所へ



ひとりで行くことは



禁じられた




本来なら働けるような状態ではないと



医者は言った


けれど


休んでいる暇なんてなかった



とにかくがむしゃらに働いた