小学校の頃は


父親の仕事が知られていて


友達になった子に


「親が友達になったらだめだって」


と言われてはいなくなっていた


私になにかすれば


大変なことになると


いじめっこもいじめることはなかった


自分にされなくても


決まった子が決まった子を


いじめているのを見るのは


とても苦痛に感じた


あれは小学4年の時だ


見ていてうんざりして


私は黙って授業があるのに帰った


すると家に電話がきた


先生達の間でも私の扱いは気をつけるように


広まっていたからおおごとになっていて


校長と担任といつものいじめてる子達が


家にくるという


すごい人数で


家に入るなり



校長から全員が私に土下座した


母親は勝手に帰ってすみません


と言った


私は「くだらないことしてるのみたくない」


と言うと再度土下座をしていた


それからは


いじめられている子達が


私を頼ってくるようになった


ひと言でいじめはおさまった


私は小学5年で転校が決まった


いじめられている子が


泣きながらやってきた


「もう友達やめよう。転校するまでに


友達やめたらいじめっこグループの子が


もういじめないって言ってくれたの」


と言ってきた


つまり 私と今後連絡をとらなければ


もう いじめないから


連絡しないし してこないでということだった


私は友達だと思っていなかったが


言われた時はすごく悲しくなった

そして 目と鼻の先にある小学校に転校した



たった2年しかいないから難しく考えず



父親の仕事が知られませんように

と願った


ベンツやリムジンで来られたら


なんだと思うだろう


学校が違うだけで


父親の仕事のことはバレていた


何も変わらなかった